匠創建について

大切にしていること

建築職人を憧れの職業にする

匠創建は、40名あまりの建築職人を抱える下請け専門の施工店です。

十勝・帯広の株式会社ホーム創建の施工部隊として20年の実績があります。

今までは、ホーム創建の家づくりにおいて、安全作業をベースに、契約で定めた品質と工期を守り、お引き渡し後の補修などへの迅速な対応をとるため、常に元請け目線とお客様目線で工事をしてきました。

しかし、ウッドショックやエネルギー価格の高騰、円安による輸入資材の高騰や労務費の上昇などで住宅の新築工事が減っている中、私たちは建築業界の人手不足に対応すべく、職人を採用し、育成してきた結果、少しずつ時間的な余裕が出来てきました。

そこで、今までのように仕事の依頼が来るのを待つのではなく、ホーム創建への1社専属から脱却し、職人不足で困っている工務店さんやハウスメーカーさんの下請けもしようと決意して「下請けやります」宣言をしました。

私たちは、建築業界全体の問題である若者職人の不足・なり手不足を克服しようと、地道に若者を採用し育成を続けてきました。また、仕事の技能だけでなく、人間力も高めようと社内研修や外部研修などを導入して人材育成・教育を続けており、ホーム創建をはじめ工事を担当させていただいた住宅のオーナー様から高い評価をいただいております。

※働きたい職業ランキング(株式会社ジンジブによる2023年5~6月のアンケート結果)

アフターコロナになり、建築業界でも人手不足が深刻な状況になってきましたが、これは建築業界全体で反省しなければならない問題でもあると思っています。

今までの建築職人の待遇(収入)では、新卒の生徒や学生が職業に魅力を感じても、結婚して家庭を持ち家族を養うという、将来設計が立ちにくいからです。

ものづくりを目指す高校生や大学生から選ばれる職業にするためにも、私たち匠創建の職人は、技能を磨き、現場監督のお手伝いをして、安全で安心な工事と綺麗な現場環境を実現し、お施主様への接客やご提案など付加価値をつけた仕事をすることによって、それに見合う労務費アップを目指します。

私たちの理念は・・

例えば、今の木造建築業界の職人たちの待遇について考えてみると、大工の場合、1人親方もしくは大工見習いで手間受けの形態が多いと思います。

その場合、仕事に必要な道具代はもちろん、生活費と、所得に応じて納める税金等が支出としてあるので、それらを賄うことができれば、仕事を請け負うことができます。

しかし、大工の一人親方は雇用保険の労働者ではないため、福利厚生面などいろいろな部分で費用負担が生じています。見習い期間は給料も安いため、働く環境はさらに過酷です。

匠創建の大工は、1人親方の集団ではなく、それぞれが社員として建築技能士になるように採用され、結婚して家庭をもっても安定した生活が送れるような状況を作りたいと設立された会社ですから、大工・職人も社員として会社と労働関係の法規に守られ、当然ですが会社経営も労働法も厳守しています。


労務費の考え方

職人の価値を認め、その対価を職人が受け取ることが必要-工賃について

建築工事の発注元は、発注価格が安ければ安い方が良いと考えるのは、当たり前のことです。職人の雇用が安定しているかどうか、あるいは生活が安定するかどうかは、基本的に発注者側が考える必要はないからです。

このような長い取引慣習のもと、この業界での元請け下請けの関係が続けられてきて、若者が大工などの職人に魅力を感じても、収入が低いなら、当然なり手が出てこないわけです。

いま、わが社が考えている事は、『子供たちが建築職人になることを夢見るようにしたい』。そのために建築職人の待遇改善を進めようとしています。

生産性が2倍ある人の労働単価は2倍になってもいいはずです。

例えば、発注者が1坪100,000円の予算で30坪の現場を発注したら、総額は3,000,000円になります。それを、100人工でやれば1日30,000円、50人工でやれば1日60,000円の所得になり、請負だとこの発注方法で問題ないわけです。

しかし、1日いくらの労務提供は、そうはいきません。特にリフォームのように請負金額が決められないような場合には、手が早くきれいな仕事をする大工の1日の労務費と、仕事が遅くあまりきれいでない仕上がりの大工の1日の労務費が同じでいいはずはありません。

仕事が早く綺麗で、品質の良い建物を作り上げる技術を持った大工は高い1日単価を受け取るべきなのです。

逆に言えば、高い単価を得るためには、仕事のスピードと技能、そして職人の人間性を高める「育成」が必要になります。

新築請負の場合は、スピードを上げることが労務単価を上げることになるため、急いだ結果仕事が雑になると元請けが求める品質に達しない事があることも事実です。 しかし、会社の社員として雇用されている限り、会社がすべての責任を負いますから、職人にとっても職務を全うする上で工事の品質確保は大変重要なことになります。

私たちにとって最も大切な5つの事:スピード、品質、安全・・

まず安全作業、次いで品質そしてスピードです。

これらを目標に掲げて職人を教育できるのは、職人の会社だからです。建築大工や建築専門技能を持つ社員が会社に所属しなければならない理由は、この点にあります。

きちんとした責任ある仕事をしてお客様に喜んでいただき、元請け企業がお客様から「良い職人でした、ありがとうございます。また次仕事があるときはお願いします」と言われるような職人(職人会社)を使えば、元請け企業の業績そのものにも大きな差が出てくると思います。

職人が付加価値を生み出し、その価値を報酬のかたちで職人の手に渡すことができるか。

いままさに、大工・職人という職業が若者にとって魅力ある職業になれるかどうかの瀬戸際であり、われわれ匠創建はそこにチャレンジしていきたいと思っています。


経営理念

心磨き技磨きの建物づくり

―私たちは、心を込めた技の提供でお施主様の幸せづくりと地域社会の発展に貢献し、全従業員の物心両面の幸福の実現を目指します―
私たちは、建物づくりの専門職人です。わが社は、良い建物を作り上げていく建築専門職人集団です。それがため、建築専門職の技術を極めていきましょう。技術を極めるということは、ただ単に腕の良い職人になるのではなく、人格の高い職人を目指すということです。良い建物には作り手の心が宿ります。私たちは良い建物、美しい心が宿る建物を造るため、仕事を通して人格を磨き、お施主様の役に立つことを通して、地域社会の発展と私たちの真の幸福の実現を目指してまいります。

経営ビジョン

一流の職人集団になる

私たちは、「技術は人格の上にある」と心して、一流の建築専門職人集団をめざしていきます。一流の建築専門職人集団として下請け工事をするということは、自らの最高の技能を発揮したより良い建物づくりを通して、お施主様、元請会社様、地域社会に貢献しようという高い志を持って建物づくりをするということです。そのためにも私たちは自らの成長に真剣になり、一流の建築専門職人集団を創り上げるため共に切磋琢磨し、仕事を通して人格を磨いていきましょう。そして、一流の職人集団は人材育成に力を入れると共に地域に雇用を増やし移住者を増やすことにもつながり、結果として地域社会が発展を続けることにもつながります。

2028年ビジョン

北海道を代表する建築専門職人集団の会社になる

―困ったら「匠に来てもらおう!」と道内各地で言われる会社―
1.建築職人が70人以上所属している
2.新築完工数150棟以上
3.リフォーム支援件数300件


会社概要

会社名株式会社匠創建
所在地〒080-0015 北海道帯広市西五条南31丁目1-50 [MAP]
電話0155-67-6511
fax0155-26-1008
代表者阿部 利典
創業2003年
資本金1000万円
従業員数44人
事業新築、リフォーム・リノベーション、ボード張り(ビル・一般建築)、不動産賃貸

「シングルマザーの雇用」についてはこちらをご覧ください。

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