委員会活動について
匠創建では、2021年度から5つの社内委員会が発足し、社員全員がどれかの委員会に所属して、積極的に活動しています。コミュニケーションを強化したり、職場環境の改善、地域貢献、経営理念の浸透、広報活動など、忙しい現場仕事をこなしながらも重要な活動と位置づけています。こうした活動に意欲的に取り組むことで、社内の雰囲気は活性化し、何ごとも自主的に取り組む雰囲気ができています。
経営理念・フィロソフィー委員会
京セラの創業者・稲盛和夫さんは、一代で京セラを世界的企業に成長させただけでなく、一度倒産した大企業を2年、3年で黒字化させるなどの経営手腕が大きく評価され、「経営の神様」とも呼ばれています。匠創建の阿部利典社長は、京セラフィロソフィー社長塾で学んだ成果を社員1人1人に根付かせたいと、その内容を引用して「フィロソフィー通信」としてまとめ、毎月社員に送っています。
経営理念フィロソフィー委員会では、この通信からテーマを1つ選び、職人たちの仕事の中でフィロソフィーをどう解釈して実践していくかを社内用のLINEで発信していきます。
その後、各自がフィロソフィーレポートを書き、委員会でレポートを回収して毎月社長に提出します。提出することで、社員1人1人がフィロソフィーの浸透に協力し、主体的に参加している意識を持つようになります。
安全・環境委員会
住宅建築の現場は高所で作業したり、工具を使うなど、危険と隣り合わせです。そこで、安全で快適な働きやすい職場環境を作るための活動を行っています。
安全と5S意識の向上により、労災ゼロを目指します。5S活動とは、《整理(seiri)》《整頓(seiton)》《清掃(seisou)》《清潔(seiketsu)》《しつけ(躾)(shitsuke)》の頭文字、5つのSを略したもの。
5S活動を進めることで現場の整理整頓が徹底され、業務に必要なものがわかりやすく所定の位置に配置された状態になれば、業務効率が良くなって生産性が向上します。
また、無駄なものが現場に置かれなくなることで、転倒やケガの可能性が低くなり、職場の安全性が向上して労災を防ぐ効果が期待できます。
匠創建の具体的な取り組みとして、道具・資材の保管と管理を適切に行うためのルール化を進めます。また、安全パトロールや5Sパトロールをメンバーが行います。
このほか、制服(作業服)の支給ルール作りや管理も行っています。
イベント委員会
食事会を通して社員同士が本音で話し合える関係をつくり、社員ひとりひとりの満足度を向上させる会社づくりに貢献するために発足しました。社内イベントの企画を一手に引き受けています。新人が入社したときは、新人歓迎会を開催します(2020年からコロナ渦のため休止中)。お食事会では、職人同士が意見交換できる場を設けています。
職人はチーム単位で動いているため、別のチームのメンバーとはふだん話をする機会があまりありません。こうしたお食事会は親睦を深めるだけでなく、お互いの仕事の内容を情報交換したり、現場改善のヒントをつかむための良い機会です。この会合には社長も参加します。2019年には、初めてスポーツ大会も開催。お互いが汗を流し、歓声を上げながら夢中で楽しみました。
社員旅行時には部屋割など、細かなお手伝いをしています。このほか、ホーム創建がOB施主様向けに毎年開催しているOB焼肉会を手伝い、受付担当や調理担当など、どう人員配置をするか決めるなど、さまざまなイベント開催を陰でしっかり支えている存在です。
広報委員会
ホームページを通して匠創建という会社、社員、そして仕事ぶりを外部の方に向けて情報発信し、広く報せる(しらせる)こと=広報 のための取り組みを進めることが目的の委員会です。具体的には、現場でのスピーディーできちんとした仕事ぶりを、工事記録用に撮った写真などを使いながらブログを書いてご報告します。ライブ感あふれる内容で仕事ぶりをアピールし、他の住宅会社様やリフォーム会社様から「匠創建に施工をお願いしたい」と問い合わせがくるようにしたいと思っています。
また、親会社・ホーム創建に交渉して同社が顧客向けに発行するコミュニケーションペーパー「ハッピートーク」に匠創建の記事を掲載してもらい、匠創建の魅力を知っていただく活動を行う予定です。
地域貢献委員会
匠創建では、職人の技能を生かし、地元・十勝のみなさまに感謝の気持ちを持って社会貢献する心磨きを行います。
社会貢献・ボランティア活動を通じて社員全員が生きがいや自信を持てるようになるのが目標です。
具体的には、OB客様(ホーム創建で家を建てられたお客さま)、一般のお客様を交えてお子様向けの夏休み、冬休み木工教室を開催する予定です。今まで会社があり続けているのは、これまで支えてくださったお客様のおかげであり、そういったお客様に喜んでいただきたいと考えているからです。
また、十勝・帯広をきれいにし、たくさんの人に喜んでいただくために帯広市内全域でゴミ拾い清掃活動を行います。
さらに、家を建てる際の重要な材料である木に注目し、ふだん木材を使う立場の私たちが森林ボランティア活動に参加し、植林をします。木を育て森を育てる。そのことで、未来の家づくりにつながる活動を続けていき、材料の大切さも同時に学んでいきます。