品田（インタビュア）
今回は、本（小冊子）をお作りになる計画についてをお聴きしたいと思います。

阿部社長
はい、すでに失敗しない家づくりのための「計画編」という小冊子があり、
お客様にお配りしています。
平成19年頃に、ホームページに書いていたブログから内容を抜粋して、『知らないと損をする。家づくりのポイント』という小冊子を作ったんですよ。

品田
素晴らしいですね！その小冊子にはどのような内容が書かれているのでしょうか？

阿部社長
主に、家を作るにあたっての考え方、心構え、家族会議の開催などで「家を建てるための準備と業者選定」について書いています。タイトルには『計画編』とつけていました。
家を建てる前の「準備」や「心構え」が、いかに重要かを知らないと、家づくりで大きく損をしてしまうかもしれません。
そして何よりも、ハウスメーカーや建築業者の営業職は、口八丁手八丁なので、本物を見る目が大切になります。それを見抜くための考え方なども書いています。
その『計画編』はモデルハウスに来たお客様に配っていて、「書いてある内容が良かった」と評判で、実際にそれを読んでうちで家を建ててくれたお客様も結構いらっしゃるんですよ。

品田
それはすごい効果ですね。読者が「この会社に任せたい」と感じる、質の高い情報が詰まっていたということですね。

阿部社長
ありがとうございます。そして今、その計画編の内容を、今の時代の現場作りやお客様のニーズに合わせて、改めてブラッシュアップしようと動いているところなんです。

そのために、昔のブログ記事を読み返したのですが、今でもそのまま通用することが書かれているんです。
自分で言うのも恥ずかしいですが、やはり本質はついていると思いました。
今、ホーム創建の部門リーダーの皆さんに原稿をチェックしてもらっている最中ですが、年明けには印刷にかけて、新しい小冊子としてスタートする予定です。
ただし、計画で一番大切なのは、結局のところ業者選びですね。お客様は初めての家づくりなので、手探りで進めなければならない部分が多いですから。
品田
その業者選びの後の段階については、どうお考えですか？

阿部社長
家を建てる段階に入ったら、業者というよりも、監督と職人やコーディネーターとのコミュニケーションが重要になってくると思っています。良い家は、良い準備と、良い作り手によって生まれるんです。

品田
今後の展開として、この小冊子はどのように活用されるのでしょうか？

阿部社長
基本的にはお配りする予定です。そして、もしかしたらこの『計画編』と『実施編』を合わせて一つの本にする可能性や、さらにその後の『生活編』として、家を守り、正しく使っていくための暮らし方についても加えた三部構成もありかなと考えています。

品田
確かに、建てた後の暮らし方によって建物の寿命は大きく変わりますよね。

阿部社長
その通りです。結局、住んでからの暮らし方によって建物は変わる。そこまで含めた三部構成で、家づくりを考えている全ての方に役立つ本にしたいと思っています。