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■ ビジネスモデルの変革:自分たちで「価値」を創り出す

品田: 2025年は会社にとって大きな転換点となる一年でしたね。

阿部: そうですね。今年は1月の「方針発表」からスタートしましたが、そこで掲げたのが「新たなビジネスモデルの構築」でした。これまでは下請けとして労働力を提供することが中心でしたが、今年は自分たちが「元請け」となって動いたり、ホーム創建以外の下請けも受けたりと、活動の幅を大きく広げた一年でした。

品田: 具体的にはどのようなプロジェクトが動いたのでしょうか?

阿部: まず、札内にある築後18年、一棟3戸の賃貸住宅を購入して、リノベーションしました。ただ綺麗にするだけでなく、断熱性能を大幅に上げ、太陽光発電と蓄電池も設置した「高性能リノベ賃貸住宅」です。

品田: 自社職人さんがいらっしゃるからこそできる試みですね。

阿部: ええ。現場の合間を縫って進めたので11月の完成まで時間はかかりましたが、ワンルーム+ロフトという間取りで、少し強気の家賃設定(6万5,000円)で募集を出したんです。そうしたら、内覧に来られた方がすぐに「入居したい」と言ってくださって。幸先のいいスタートが切れたなと嬉しく思っています。

品田: 西8条のプロジェクトも、かなり大規模なリノベーションだとお聞きしました。

阿部: そちらは昭和50年頃の中古住宅ですね。屋根の形から間取り、デザインまでガラッと変えて、新築と変わらない状態にまで仕上げています。これも太陽光と蓄電池を備えた「建売住宅」として販売する予定です。自社で職人を抱えているからと言うことは勿論ですが、全国700社が加盟する工務店の技術者集団「新住協」に創立時から入会して勉強してきたからこそ、こうした質の高いものづくりができる。これは当社の大きな強みだと再確認しました。

このような試みと、新規顧客開拓としてパナソニックさん経由で大手リフォーム会社の修繕工事やニトリさんの下請けの話も来るようになりました。

また、新築の下請けでは十勝に進出してきた住宅メーカーのモデルハウスの下請けも行っています。

そして、大工がたくさんいるということから、北見の住宅メーカーさんの急ぎの現場の応援もしてきました。

反省点もあります。

一晩で1メートル20センチの雪が降った日です。責任感のある基礎班の職長が、仮設テントが雪の重みで倒壊したら大変だということで、一人で現場まで歩いていき、雪下ろしをして落下して腕と空の筋を痛め手術しました。労災事故です。そして、リハビリを含めて6か月間仕事ができなくなりました。

これは、本当に会社としても痛かったです。

そのような反省も踏まえ、改善点はしっかりと改善し、強みであるとことはさらに伸ばしていきたいと思います。

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