■建築の力で、地域の未来をリノベーションする。
社会課題としての「空き家」を、地域のコミュニティ拠点へ
品田:2026年、新しい年が始まりました。前回は2025年の取り組みをお聞きしたのですが、 2026年にも新しい展開を考えているとのことですが、具体的にはどのような構想をお持ちなのでしょうか。
阿部: そうですね。私たちが今、一番向き合いたいと思っているのは「空き家問題」です。これは単なる不動産の問題ではなく、大きな社会課題だと感じています。建築に携わる者として、空き家を活用することで何か解決の糸口を作れないかと考えているんです。
品田: 空き家の活用……具体的には、どのような場所に生まれ変わるイメージですか?
阿部: 単に建物を直すだけでなく、そこに「コミュニティ」が生まれる仕掛けを作りたいんです。例えば、リノベーションした空き家をリーズナブルな料金で開放し、PTAの集まりや、子ども食堂などの場として使っていただく。地域の方々が自然と集まれるような「居場所」をプロデュースできれば嬉しいですね。
品田: 素敵ですね!ただ箱を作るだけでなく、その後の「人の繋がり」までデザインされるということですね。
2026年、建築技能を活かした「ボランティア活動」の始動
阿部: それともう一つ、これは2026年中に実現できるか模索中なのですが、私たちの**「建築の技能」を活かしたボランティア活動**にも時間を作っていきたいなと思っているんです。
品田: 建築の技術を使ったボランティア、ですか?
阿部: ええ。例えば、予算が限られている福祉施設などで「ここに棚が一つ欲しい」「ここを少し直してほしい」といったお困りごとに対し、私たちがお手伝いをする。プロが20人ほど集まれば、1日で終わる作業も多いですから。
品田: それは喜ばれますね!ぜひ私も同行して取材させてください。「こんな活動をしました」という記事になれば、会社にとっても、利用された方にとっても素晴らしい記録になります。
阿部: ありがとうございます。私たちの原点は「職人」ですから、ものを作る、建物を直すという力を、一番良い形で社会に還元していきたいんです。
千歳進出、そして「場」を育てるパートナーシップ
品田: 空き家対策については、行政や「地域おこし協力隊」の方々と連携するのも面白そうですね。先ほどお聞きした、匠創建が手がけた高性能リノベーション住宅。そこに運営を担う人が入れば、さらに街が活気づきます。
阿部: まさに仰る通りです。行政のバックアップや、優秀な設計士の方々と組むことで、より良きものが作れると確信しています。
品田: そして2026年は、いよいよ千歳への本格進出も控えていますね。
阿部: はい。千歳に土地を購入しまして、そこに賃貸住宅を建てる計画が進んでいます。その一室に弊社の営業所を設置し、スタッフの川瀬にも現地へ行ってもらう予定です。
品田: 拠点が広がることで、阿部社長の想いに共感する地域もさらに増えていきそうです。
阿部社長のお話を伺っていると、建築という仕事を通じて「困っている誰かの役に立ちたい」という純粋な想いが伝わってきます。2026年、千歳での新拠点設立や空き家再生プロジェクトなど、匠創建の新しい挑戦は、引き続きブログ記事でお伝えしていきます。



