震災の記憶を未来へ。「千の音色」でつなぐ想いと、阿部社長の取り組み
匠創建では、住まいづくりを通じて人と人とのつながりを大切にしています。
今回の対談では、阿部社長が関わっている活動や、帯広で広がろうとしているプロジェクトについてお話を伺いました。
「千の音色でつなぐ絆」プロジェクトとの出会い
品田:
最近のご活動の中で、印象に残っていることはありますか?
阿部社長:
はい。「千の音色でつなぐ絆」というバイオリンのプロジェクトがあります。
私は北海道倫理法人会の相談役として活動しているのですが、その中で、昨年10月に講師として来られた岩手県盛岡市で事業をされている又川俊三さんのお話を聞いたことがきっかけでした。
東日本大震災と「奇跡の一本松」
阿部社長:
このプロジェクトは、2011年3月11日の東日本大震災が原点になっています。
海岸には約7万本の松が並んでいたそうですが、その中でたった1本だけ残った松がありました。
いわゆる「奇跡の一本松」です。
その倒れた松の木から、バイオリンが作られました。
震災の記憶や想いを、形として残し、次の世代につないでいくための取り組みです。
「千人で奏でる」想いのリレー
品田:
そこからさらに広がっていくんですね。
阿部社長:
はい。このバイオリンを、1000人の奏者でつないでいくというプロジェクトになっています。
震災で起きた出来事や、その時の想いを音色としてつないでいく。
いわば「音のリレー」のようなものですね。
現在までに800名以上の方が演奏していて、延べ人数では2000人を超える規模になっています。
一人で何回も演奏されている方もおられるので2000人以上の方の演奏になっていますが、あくまでも一人一回の演奏でカウントしての1000人リレープロジェクトですから残り200人を切ったと聞いています。
帯広での開催に向けて
品田:
帯広でも開催される予定なんですね。
阿部社長:
そうですね。北海道倫理法人会の活動の一環として、帯広でも実施できたらという流れになっています。
現在、帯広市倫理法人会を中心に、開催に向けた準備を進めている段階です。
演奏していただける方も見つかったので、あとはどのような形で実施するかを検討しています。
行政や関係団体とも連携しながら、地域に開かれた形で実現できればと考えています。
想いをつなぐということ
品田:
今回の取り組みは、阿部社長にとってどのような意味がありますか?
阿部社長:
住宅の仕事でもそうですが、形だけではなく、そこにある想いや背景をどう残していくかが大切だと思っています。
このプロジェクトも、震災の記憶を風化させず、次の世代につないでいく取り組みです。
そういった考え方には共通するものがあると感じています。
今後の展開について
品田:
今後が楽しみですね。
阿部社長:
はい。まだ日程などは確定していませんが、今年の11月頃開催できたらいいなと思っております。今後打ち合わせを重ねながら進めていく予定です。
開催時期などが決まりましたら、改めてブログでもご紹介したいと思います。
その際には、実際の様子や雰囲気もお伝えできると思いますので、ぜひ楽しみにしていただければ嬉しいです。
写真は制作されたバイオリン




