中古住宅が“ほぼ新築性能”に。匠創建が手がける「高性能リフォーム」と新事務所への想い
匠創建では現在、新事務所への移転準備とともに、中古住宅を再生する「高性能リフォーム」に力を入れています。
今回の対談では、完成間近となった新事務所へのこだわりと、新たに取得した中古住宅リフォームについて、阿部社長に詳しくお話を伺いました。
匠創建の新事務所がまもなく完成
品田:
新事務所も、いよいよ完成が近づいているそうですね。
阿部社長:
はい。写真ももうすぐ撮れると思います。
まだ細かい片付けなどはありますが、ようやく形になってきました。
以前からお話していた通り、木の雰囲気や落ち着いた空間づくりを意識していて、働く側も、お客様もリラックスできる事務所を目指しています。
「ただの事務所」ではなく、空間そのものを体感できる場所へ
阿部社長:
今回の事務所は、単に仕事をする場所というより、
「匠創建らしい空間づくり」を感じてもらえる場所にしたいと思っています。
間接照明や木の素材感、植物なども取り入れながら、落ち着きのある雰囲気をつくっています。
実際に来ていただければ、「こういう空間づくりもできるんだ」と感じてもらえると思います。
中古住宅を「高性能リフォーム」で再生
構造を活かしながら、性能を根本から改善
品田:
今回は新しい物件のリフォームも進んでいるそうですね。
阿部社長:
はい。西12条南3丁目で、中古住宅を取得しました。
まず建物をしっかり調査したところ、構造自体には問題がありませんでした。
外壁も補修で十分使える状態だったので、
屋根塗装と、現在の暮らしに合ったLDK中心の間取りへ変更するリフォームを進めています。
私たちが重視しているのは、見た目だけではありません。
どれだけ綺麗になっても、
・寒い
・暖房費が高い
・隙間風がある
これでは毎日の暮らしが快適とは言えません。
だから今回は、断熱性能と気密性能を大幅に改善することをテーマにしました。
新住協の考え方を取り入れた「高断熱・高気密リフォーム」
品田:
今回のお話では「気密」や「気流止め」という専門的な言葉も出ていましたね。
阿部社長:
はい。私たちは「新住協(新木造住宅技術研究協議会)」の考え方を取り入れています。
新住協というのは、北海道から始まった住宅技術の研究団体で、
「暖かく、省エネで、快適に暮らせる家」を追求してきた技術集団です。
今では全国的にも、高断熱・高気密住宅の分野で非常に知られた存在ですね。
実は「断熱材を入れるだけ」では暖かくならない
阿部社長:
よく、「断熱材を入れれば暖かい」と思われますが、実際はそれだけでは不十分なんです。
大きな問題になるのが「隙間風」です。
どれだけ良い断熱材を入れても、家に隙間が多ければ、そこから冷たい空気が入ってきてしまう。
つまり、
断熱性能 × 気密性能
この両方が揃って、初めて暖かい家になるんです。
「気流止め」が重要な理由
阿部社長:
日本の木造建築は、高温多湿な気候風土で長持ちするために考え出された構造や工法になっています。
それはどういうことかというと、家の中や壁の中に風を通して、木材を腐らせない仕組みになっているわけです。北海道でも、そのような建て方がされてきましたので、特に古い住宅では、壁の中や床下、天井裏などで空気が自由に動いてしまうケースが多いです。
これを防ぐために重要なのが、「気流止め」という施工です。
これは、新住協でも非常に重視されている考え方で、
壁の中の空気の流れをしっかり止めることで、断熱性能を本来の性能として機能させる技術です。
昔の住宅は、床下の空気が間仕切り壁を煙突現象のように通り、小屋裏に抜ける構造になっています。この床下の空気を小屋裏に行かないようにすることが「気流止め」という考え方です。
特に平成の初め頃までの住宅は、この気流止めが十分でない建物も多かったんですね。
「気密測定」という検査を行います。
これは機械を使って、家全体にどれだけ隙間があるかを測定するものです。
住宅性能の世界では、「C値(シーチ)」という数字で表します。
C値1.4を実現
阿部社長:
今回の物件では、改修後の測定で
C値1.4という結果になりました。
これは、1平方メートルあたり1.4平方センチメートルの隙間しかない、という意味です。
国の省エネ基準は「2.0」なので、それを大きく上回る性能です。
ホーム創建の新築基準ほどではありませんが、
中古住宅のリフォームとしては、かなり高性能なレベルまで改善できました。
「ほぼ新築」の快適性へ
阿部社長:
ここまで性能を上げると、暮らしがかなり変わります。
暖房効率が良くなり、
・寒さ
・温度ムラ
・隙間風
・光熱費
こういった日常のストレスが大きく減るんです。
中古住宅でも、きちんと性能改善をすれば、
「ほぼ新築」と言えるレベルまで快適性を高めることができます。
実際に見学も可能
品田:
こちらの物件は販売もされるんですよね。
阿部社長:
はい。公開・販売予定です。
実際に見てみたい方は、ホーム創建までお問い合わせいただければと思います。
写真では分からない「暖かさ」や「空気感」は、ぜひ現地で体感していただきたいですね。
次回は「さらに変化したリフォーム物件」も
阿部社長:
実は、もう一つ進めている物件もあります。
そちらは、今回以上に大きく変化していて、ビフォーアフターを見ると驚くと思います。
写真が準備できたら、またご紹介します。



